代官山で開催された、ニューアートのポップアップストア事例
普段は都心から離れた場所にお店を構えているブランドが、あえて都心でポップアップストアを開催する事例が増えてきています。この記事では、普段は千葉でお店を構えるビリヤード用品専門店が、代官山で開催したポップアップストアの事例をご紹介します。

普段は常設店舗で商品を販売しているメーカーでも、先行販売や限定商品の紹介、作り手を交えたイベントなどにおいて、ポップアップストアを開催する事例が増えてきています。
特に増えている事例が、本店が都心から離れている場合などに、都心でポップアップストアを開催するケースです。ブランドへの興味はあるけれども実物を見てから購入したいというお客様にとって、都心でのポップアップストアは気軽に商品に触れていただくきっかけになるからです。
そこでこの記事では、普段は千葉でお店を構えるビリヤード用品の専門店ニューアートが、代官山ではじめて開催したポップアップストアの事例をご紹介します。
目次
多くのお客様に見ていただくためにポップアップストアを企画・開催
▲普段はなかなか表に出さない高級ラインのキューがずらり。
今回は、ビリヤード専門店ニューアートの青山さんにお話を伺いました。
自社単独でイベントを主催するのははじめてだったということで、イベント主催にあたり難しく感じた部分や今後に生かしていきたいポイントについて伺いました。
今回ポップアップストアを開催しようと思ったきっかけを教えてください。
開催のきっかけは、今回のイベントの目玉であったカスタムキューケースメーカー「ウィットン」のジョー・ウィットン氏から、展示販売についての提案をいただいたことです。
ちょうどこの時期にウィットン氏の来日の予定があり、またそれに伴った限定ケースの販売をしたいとの打診をウィットン氏からいただき、弊社のカスタムキューとあわせた展示販売会を開催しようということになりました。
私たちとしても自社店舗の規模が小さいため、より多くのお客様に豊富な種類のカスタムキューを見て・触っていただきたいと思い、ポップアップストアを企画しました。
▲道路に面していて、開けたスペースなので通りがかった方や隣のショップに訪れた方が見ていかれることも多かったそう。
ポップアップストアにいらっしゃったお客様は、どのような方が多かったのでしょうか?
今回の展示販売では高額商品が中心ということもあり、もともとビリヤードがお好きな方に向けて自社のWebサイトやSNSを中心に告知を行いました。
その結果として、想定の2倍近くのお客様にご来店いただくことができ、そのうちほどんどのお客様がSNSを見ていらっしゃった方だと思います。
特に、普段はなかなかお出ししない「数十万円のカスタムキューを一堂に集めた展示」はファンの方にも好評で、思い思いに見て・触って楽しんでいただけたのは、私たちとしても嬉しく思っています。
高価格帯のキューケースメーカーにあわせて、高級感のある見せ方を
▲中央のビリヤード台が印象的なレイアウト
今回のスペースに決定された決め手は、どのようなポイントだったのでしょうか?
スペースを選ぶ条件としては、ビリヤード台が置ける広さがあることが第一条件でした。それから、今回はご来店いただいたお客様に軽飲食を提供したかったため、キッチンがあることも条件のひとつでした。
今回のスペースは椅子や机などの備品も豊富にあり、什器の手配がほとんど必要なかったのも嬉しいポイントでした。
▲来店されたお客様にはドリンクや軽食のサービスも
お客様への商品の見せ方で、特にこだわったポイントはありますか?
今回、はじめて自分たち主催でイベントを開催したので、お店のレイアウトは非常に悩んだ部分でした。
高級感を出せるようにゆとりをもった配置を意識した上でビリヤード台を持ち込み、お客様が試し撞きできるようにしたのはこだわったポイントです。
ビリヤード台の配置はキューが壁に当たらないように調整しなければならず、何度も微調整を繰り返しました。
今後開催していく場合は、さらにお客様の動線を意識したレイアウトにできるよう、工夫していきたいと思います。
「もっと長くやってほしかった」というお客様からの声も
▲階段を上がるとあらわれる開けた空間
今後やってみたい企画や、ポップアップストアを開催する上で気になるエリアなどはありますか?
今回はじめてポップアップストアを開催し、想定よりも多くのお客様にお越しいただくことができました。
しかし1日限定の開催で、かつ、開催時間も11時〜16時と比較的短い時間だったため、「もっと長くやってほしかった」という声も多数いただきました。
次回はもう少し長い期間開催し、より多くのお客様に商品のよさを体験していただければと考えています。
また、今回はアクセスのよい山手線内エリアであることと、ショップ周辺の環境やスペースの雰囲気を重視してエリアを選びました。今後は、どのエリアからでも来ていただきやすいように渋谷、新宿、池袋といったターミナル駅での開催も検討したいと考えています。
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