公開日:2016年5月12日
更新日:2025年8月27日

東京23区の都心はどこ?西側・東側はどこ?東京23区エリア区分のキホン

東京23区の都心・副都心・西部・東部がどのエリアを指しているのか、曖昧なままに使っていませんか?エリアごとに地理的・商業的な特徴、集まる人々の特性が異なるため、ポップアップ出店前に知っておきたい内容です。
この記事では、東京23区のエリア区分に加えて、それぞれのエリアの概要や来街者層、おすすめの商材を詳しく解説します。

東京23区エリア区分を解説

東京23区は4つのエリアに大別される

東京23区のエリア分け
東京23区のエリア分け

東京の中心に位置する都心3区、その周辺に副都心4区が点在し、左側(西側)に23区西部、右側(東側)に23区東部が広がっています。

東京23区の一覧

都心3区千代田区中央区港区
副都心4区渋谷区、新宿区、豊島区文京区
23区西部(9区)品川区目黒区大田区世田谷区中野区杉並区練馬区板橋区北区
23区東部(7区)足立区葛飾区荒川区台東区墨田区江東区江戸川区

※23区西部の中で特に品川区、目黒区、大田区の皇居(江戸城)から見て南に当たる地域を総称して「城南3区」と呼ぶことも。

これから各エリアの特徴を詳しく見ていき、ポップアップストアを出店するためのポイントを解説します。

都心3区(千代田区・中央区・港区) – すべての経済活動の中心

“都心3区”と呼ばれるのは千代田区、中央区、港区。
皇居に隣接しているため、昔から商業はもちろん、政治・経済・文化の中枢として栄えてきました。
現在も東京駅を中心とした大手町・丸の内などのビジネスエリア、銀座・表参道などの商業エリアとして日本の経済活動の中心となっています。

地価は全国でも最高水準で、平日昼間人口は夜間人口の数倍にのぼります。近年は虎ノ門・麻布台や八重洲エリアなど大規模再開発が相次ぎ、オフィス・商業・ホテルの複合化が加速しています。

千代田区

皇居を中心に大手町・丸の内・有楽町といったビジネス街が広がり、日本の大企業や官公庁、金融機関の本社・本庁が集まります。

主要駅・商業施設・商店街
東京駅:丸ビル、新丸ビル、KITTE
大手町駅:OOTEMORI、大手町プレイス

◇中央区

日本橋や銀座を中心とした商業の街で、江戸時代から続く老舗と現代的な大型商業施設が共存しています。東側には築地・勝どきなどの湾岸エリアがあり、再開発も進行中です。

主要駅・商業施設・商店街
銀座駅:GINZA SIX、銀座三越
日本橋駅:COREDO室町、日本橋高島屋

◇港区

六本木・赤坂などの国際色豊かな商業・ビジネス拠点と、表参道・青山といったファッション発信地、高級住宅街を併せ持ちます。

主要駅・商業施設・商店街
六本木駅:六本木ヒルズ、東京ミッドタウン
表参道駅:表参道ヒルズ、東急プラザ表参道原宿

来街者層とおすすめ商材

平日は周辺で働くビジネスパーソン、休日は富裕層や国内外の観光客が多く訪れます。高価格帯の商品やハイエンドなサービスのプロモーションに適しており、最新テクノロジー製品、高級ファッション・ジュエリー、ビジネス向けガジェットなどが好相性です。

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ショップカウンターは、ポップアップストア・催事・展示会などの出店/出展場所の予約がオンライン上でできるプラットフォームです。都心3区(千代田区・中央区・港区)のスペースも商業施設から路面店舗まで、幅広い用途に対応可能なスペースが掲載されています。気になるスペースを探して問い合わせてみましょう。


副都心4区(渋谷区・新宿区・豊島区・文京区) – 商業活動の中心地

都心3区に対して、”副都心4区”と呼ばれるのは、渋谷区、新宿区、豊島区、文京区。
都心機能の分散を目的として指定され、特に新宿・渋谷・池袋は巨大なターミナル駅としても機能しています。副都心線やJR山手線で相互にアクセスが良く、エリア間の人流も活発です。

それぞれ駅前に大型商業施設、高層オフィスビルが林立しており、それぞれが独立した商業拠点として発展しています。

渋谷区

渋谷駅周辺と原宿・表参道エリアが中心で、若者文化・IT企業・ファッションの発信地。駅周辺では再開発が続き、超高層ビルや新商業施設が次々誕生しています。

主要駅・商業施設・商店街
渋谷駅:渋谷スクランブルスクエア、渋谷ヒカリエ、渋谷109
原宿駅:ラフォーレ原宿、ハラカド

◇新宿区

新宿駅を核に国内最大級のターミナル機能を持ち、西口はオフィス街、東口は繁華街、南口は大型商業施設が集積。観光・ビジネス・娯楽が混ざり合う多機能都市です。

主要駅・商業施設・商店街
新宿駅:ルミネエスト新宿、新宿マルイ本館、NEWoMan新宿

◇豊島区

池袋駅を中心に百貨店や大型複合施設が集まり、サブカル・アニメ文化の発信地としても知られています。

主要駅・商業施設・商店街
池袋駅:サンシャインシティ、西武池袋本店

◇文京区

文京区は東京ドームシティや大学・病院が立地する文教エリアで、比較的落ち着いた商業環境ながらイベント需要や学生需要が強いのが特徴です。

主要駅・商業施設・商店街
後楽園駅:東京ドームシティ、LaQua(ラクーア)

来街者層とおすすめ商材

10〜30代の若者や単身世帯が多く、トレンド感のあるファッション、コスメ、キャラクターグッズ、エンタメ体験型の催事が好まれます。新宿や池袋西口のビジネス街では平日の会社員向け販促も有効です。

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ショップカウンターは、ポップアップストア・催事・展示会などの出店/出展場所の予約がオンライン上でできるプラットフォームです。副都心4区(渋谷区・新宿区・豊島区・文京区)のスペースも商業施設から路面店舗まで、幅広い用途に対応可能なスペースが掲載されています。気になるスペースを探して問い合わせてみましょう。

23区西部 – 居住区としても商業地域としても人気の高い街

東京都23区の西部にあたるのは、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、中野区、杉並区、練馬区、板橋区、北区の9区。
古くから高級住宅街として人気の高いエリアと、ファミリー層向けに開発されたエリアが混在しており、都心・副都心へのアクセスの良さと落ち着いた居住環境の両立が魅力です。

地域密着型の商業施設・商店街が多く、近年は再開発による商業機能の高度化も進行中です。

南部の城南3区(品川区・目黒区・大田区)

古くからの高級住宅地で、閑静な街並みと高所得世帯の多さが特徴。羽田空港を抱える大田区は観光・出張需要も取り込めます。

主要駅・商業施設・商店街
品川駅:アトレ品川
大井町駅:アトレ大井町、阪急大井町ガーデン
自由が丘駅:自由が丘 de aone自由が丘ひかり街、スイーツフォレスト
蒲田駅:グランデュオ蒲田、東急プラザ蒲田

◇世田谷区

人口90万人超と23区最多で、二子玉川や下北沢など個性的な商業地が点在。

主要駅・商業施設・商店街
二子玉川駅:二子玉川ライズ、高島屋SC
下北沢駅:下北線路街、ミカン下北

◇中野区・杉並区

文化・芸術・サブカル色が強く、中野ブロードウェイや高円寺のライブハウス街など独自のカルチャーを形成。

主要駅・商業施設・商店街
中野駅:中野ブロードウェイ、中野マルイ
荻窪駅:ルミネ荻窪、タウンセブン
高円寺駅:高円寺純情商店街、PAL商店街

◇北部(板橋区・練馬区・北区)

住宅街と庶民的な商店街が広がり、赤羽や大山などは地元客でにぎわいます。

主要駅・商業施設・商店街
練馬駅:ココネリ、LIVINオズ大泉
石神井公園駅:エミオ石神井公園、ピアレス石神井
大山駅:ハッピーロード大山商店街、遊座大山商店街
赤羽駅:赤羽アピレ、ビーンズ赤羽
十条駅:十条銀座商店街、エコー仲通り商店街

来街者層とおすすめ商材

高所得ファミリー層向けの生活雑貨、キッズ・ベビー用品、オーガニック食品が人気。中野・下北沢では古着、ハンドメイド雑貨、ライブやアート関連イベントなど、若者カルチャー寄りの商材も適しています。

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ショップカウンターは、ポップアップストア・催事・展示会などの出店/出展場所の予約がオンライン上でできるプラットフォームです。23区西部のスペースも商業施設から路面店舗まで、幅広い用途に対応可能なスペースが掲載されています。気になるスペースを探して問い合わせてみましょう。


23区東部 – 下町の風情と新しさが同居する注目のエリア

東京都23区の西部にあたるのは、足立区、葛飾区、荒川区、台東区、墨田区、江東区、江戸川区の7区。
いわゆる”下町”エリアにあたり、江戸期から続く商業・職人の街としての一面を感じることができる、ユニークな風情が残るエリアです。

近年は、浅草・豊洲を中心に増大する観光需要に加えて住宅地需要も増加しており、大型商業施設や再開発が加速しているエリアです。

台東区

浅草や上野といった観光地が中心で、仲見世商店街やアメ横など国内外からの来訪者が絶えません。

主要駅・商業施設・商店街
浅草駅:仲見世商店街、浅草ROX
上野駅:アメ横、上野マルイ

◇墨田区

東京スカイツリーを擁し、押上や錦糸町を中心に大型商業施設と下町商店街が共存しています。

主要駅・商業施設・商店街
錦糸町駅:錦糸町PARCO、オリナス錦糸町
押上駅:東京ソラマチ(東京スカイツリータウン)

◇足立区

北千住を中心に駅前商業が発達し、周辺住宅地からの集客力が高いエリア。

主要駅・商業施設・商店街
北千住駅:ルミネ北千住、マルイ北千住

◇葛飾区

亀有や柴又など下町情緒豊かな街が多く、地元密着型の商業が根付いています。

主要駅・商業施設・商店街
亀有駅:アリオ亀有、亀有ゆうろーど商店街

◇荒川区

日暮里繊維街などの専門商業エリアを抱え、職人文化や問屋街が現存している古き良き下町エリアです。

主要駅・商業施設・商店街
日暮里駅:日暮里繊維街、エキュート日暮里

◇江東区・江戸川区

臨海部の再開発や子育て支援の充実によりファミリー層の人気が高く、豊洲・葛西などは商業と住宅がバランス良く共存しています。

主要駅・商業施設・商店街
豊洲駅:豊洲市場、アーバンドックららぽーと豊洲
葛西駅:アリオ葛西、イオン葛西店

来街者層とおすすめ商材

浅草・上野・押上は観光客中心で、和雑貨・伝統工芸・観光土産に適しています。錦糸町や北千住は地元客と通勤客が多く、日常使いできるファッションや生活雑貨が有効。
亀有や豊洲はファミリー層中心で、キッズ用品や親子向けワークショップが人気です。日暮里は繊維街を活かしたクラフトや手芸関連の商材と好相性です。

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ショップカウンターは、ポップアップストア・催事・展示会などの出店/出展場所の予約がオンライン上でできるプラットフォームです。23区東部のスペースも商業施設から路面店舗まで、幅広い用途に対応可能なスペースが掲載されています。気になるスペースを探して問い合わせてみましょう。

まとめ

東京23区はエリアごとに街の性格と来街者層が大きく異なります。

・都心3区:富裕層・ビジネス層向けの高級商材
・副都心4区:若者・トレンド層向けのファッションやコスメ
・23区西部:ファミリー向け生活関連やカルチャー商材
・23区東部:観光客向け商材と地元需要の両立

自社のターゲットやブランド戦略に合わせてエリアを選び、効果的なポップアップ展開を実現しましょう。

出店場所を探す際は、ショップカウンターのスペース検索機能をご活用いただくと便利です。
エリアや用途、期間、広さなどの条件から最適なポップアップスペースを簡単に探せます。東京はもちろん、全国の出店候補地もチェックしてみてください。

東京での戦略が固まったら、次は視野を大阪へと広げてみるのも一案です。
日本第2の都市・大阪は、梅田や心斎橋など東京とはまた違った人の流れや商圏の構造を持っています。

商業施設の集まり方や、観光客と地元客の比率、街ごとの雰囲気も東京とは異なり、同じポップアップでも狙えるターゲットや訴求ポイントが変わってきます。こうした大阪ならではの都心エリアの特徴や、出店時に押さえておきたいポイントを詳しくまとめた記事もございますので、あわせてご覧ください。

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